生活に支障が出るこだわりは、強迫性障害の可能性があります。
強迫性障害では、必要がない、考えてもしようがないとわかっていることでも、そのことが頭から離れなくなり、何度も同じ行動を繰り返してしまい、日常生活に影響が出てくることがあります。
神経質なだけ、こだわりの強いだけの性格だと自分の中で解釈し、病気だということに気付かれない方も多くいます。
日常生活の中であらわれるサイン
〇 戸締りやガス栓、電気のスイッチを過剰に確認する
〇 過剰に手洗い、入浴、洗濯を繰り返す
〇 自分で決めた手順を破ることへの抵抗が強い、破ることができない
〇 本などがきちんと全てあるか、何度も確認をしてしまう
強迫性障害の治療
■強迫性障害の治療には「薬物療法」と「行動療法」があります。
患者様の症状の重さや、現状の生活環境や社会生活への支障の程度などから治療方針を決めていきます。
また強迫性障害はいったん症状が改善した後も再発の可能性があります。そのため症状と上手につきあっていく手段や、服薬のコントロールについて主治医とよく相談しながら病気と向き合っていく事が必要になります。