その心と体の不調、更年期障害かもしれません
更年期障害は、ホルモンバランスの変化により、身体的・精神的な症状が現れる病気です。「突然のほてりや発汗が気になる」「気分の浮き沈みが激しくなった」「眠れない、やる気が出ない」といった症状が続く場合、更年期障害の可能性があります。このページでは、更年期障害の特徴や症状、治療方法についてわかりやすく解説します。
日常生活の中であらわれるサイン
1. 体の変化
〇 急に顔が熱くなる(ホットフラッシュ)
〇 寝汗や発汗が増える
〇 動悸や息切れが起こりやすくなる
〇 肩こりや関節の痛みが気になる
2. 心の変化
〇 イライラしやすくなる
〇 気分が落ち込みやすい
〇 些細なことで涙が出る
〇 やる気が出ず、何をするのも億劫に感じる
3. 睡眠の変化
〇 寝つきが悪く、夜中に目が覚める
〇 朝早く目が覚めてしまい、熟睡感が得られない
〇 眠っても疲れが取れない
更年期障害の原因とメカニズム
■更年期障害は、主に女性の閉経前後(40代後半〜50代)に発症し、女性ホルモン(エストロゲン)の急激な減少が主な原因とされています。エストロゲンは、脳の神経伝達にも影響を与えており、その減少によって精神的な不調も引き起こされます。
■男性にも更年期障害(男性更年期)があります。加齢によるテストステロンの減少が影響し、疲労感、抑うつ、不眠、集中力の低下などがみられます。
診断と治療方法
1. 診断の流れ
更年期障害の診断は、問診を中心に血液検査などを行い、他の病気との鑑別をします。気になる症状があれば、早めの受診をおすすめします。
2. 治療とサポート
■薬物療法
■漢方療法
■精神療法
■生活習慣の改善
■サプリメント療法
ひとりで悩まず、まずは相談を
更年期障害は、適切な治療と生活習慣の見直しにより、症状を軽減することができます。「もしかして?」と思ったら、一度ご相談ください。当院では、診察やカウンセリングを通じて、患者さんのサポートを行っています。