PMS治療に適した診療科の選び方と治療法
PMS(生理前症候群)は、身体的および精神的な症状が現れ、日常生活に支障をきたすことがあります。症状は「イライラしやすい」「集中力が続かない」「憂うつになる」など人それぞれ異なり、治療のためにどの診療科を受診すればよいか迷うこともあるでしょう。ここでは、婦人科と心療内科・精神科それぞれの特徴と治療法、受診のポイントを解説します。
心療内科・精神科での治療=精神的ケアを重視
PMSには「憂鬱な気分」「不安感」「怒りっぽくなる」など精神的な症状が含まれることもあります。心療内科や精神科では以下のような治療法があります。
■ 抗うつ薬や抗不安薬の処方
薬物療法を通じて不安感や気分の落ち込みを軽減し、精神的な安定を図ります。抗うつ薬は脳内の物質を調整する効果があります。
■ カウンセリングや認知行動療法
日常生活でのストレスや考え方を見直し、心の安定を目指す治療が行われます。
精神的な症状が強い場合、婦人科での治療と併用することで、体と心の両面からのアプローチが可能です。
婦人科での治療=ホルモンバランスを整えるアプローチ
婦人科では、主にホルモンバランスの調整を目的とした治療が行われます。具体的には以下のような治療法があります。
■ 低用量ピル
排卵を抑え、ホルモンの変動を安定させることでPMSの身体的および精神的症状を緩和します。また、生理痛や経血量の軽減効果も期待できます。
■ 漢方治療
ホルモンバランスだけでなく、心と体の調和を整える効果があるため、イライラや気分の落ち込みなど精神的な症状にも有効です。
■ 生活習慣の改善
医師の指導のもと、ストレス管理や食事・睡眠の見直しなど、症状を軽減するための生活習慣改善が行われます。
婦人科では、問診を通じて症状の具体的な経緯を把握し、必要に応じて超音波検査や血液検査を行います。婦人科疾患がないことを確認した上で、最適な治療法を提案してもらえるのが特徴です。
悩んだ場合の診療科選びのポイント
症状に合った診療科に相談する
PMSは、婦人科でも、心療内科でもどちらを受診しても良いですが、身体的な症状が強い場合は婦人科、精神的な症状が強い場合は心療内科を検討してみると良いでしょう。
当院では、女性医師が同じ女性目線にたった診療を行なっております。男性医師には相談しづらく感じる悩みも安心してご相談いただけます。
医療機関受診のタイミング
PMSの症状が生理周期ごとに繰り返され、仕事や家事、学業に支障をきたしている場合は、我慢しすぎず、早めの受診を検討しましょう。
特に、以下のような場合は医療機関に相談することをおすすめします。
• 強い抑うつ感や不安感が続く
• 身体的不調がひどく、日常生活に支障がある
まとめ
PMSの治療には、自分の症状に合わせた診療科を選ぶことが重要です。
心療内科・精神科では精神的なケアを、婦人科では主にホルモンバランスの調整を中心に行います。必要に応じて両方の診療科を併用することで、身体的・精神的な両面から効果的な治療を受けることができる可能性もあります。
まずは自分の症状を整理し、医師に相談することがPMS改善の第一歩です。
当院では、女性医師が同じ女性目線にたった診療を行なっております。男性医師には相談しづらく感じる悩みも安心してご相談いただけます。
精神的な症状でお困りの場合は、一度ご相談ください。
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